日帰り旅行の添乗をしました。私たちは食料や水に恵まれいます。ありがたいことです。
屋根が吹き飛び、木はびりびりと裂けた。一夜にして風景が一変した。ミャンマーを襲ったサイクロンの暴威を外電が伝えている。死者は二万人を超え、行方不明も四万人以上という。まだまだ被害は広がっているのかもしれぬ。日本で言う台風だ。その怖さは知っているつもりだが、こうまでの惨状とは。
かの国の南北を貫くイラワジの大河は、下流に広大な三角州をつくっている。この海抜ゼロメートル地帯が、暴風雨と高波の通り道となった。かつてはアジア有数の穀倉だった。だが長年の軍事独裁政権の下、暮らしは細り最貧とも言われるお国柄だ。そこへ未曾有の気象災害という。人々の嘆きや落胆のほどは、いかばかりか。
ミャンマーでは去年九月、僧侶らの大規模な反政府デモがあり、軍政は武力で弾圧した。その渦中で、日本のジャーナリスト長井健司さんが殺害されたことは記憶に新しい。政権を脅かす者には敏感だが、災害には無策なのか。そんな批判や怒りも市民に広がっているという。事前の警報などが不十分だった。復旧にも積極的に動かない。一方で目前に迫った、自らに都合のいい新憲法案の国民投票にはこだわる。そんな政治の硬直や独善に対する、被災者たちの厳しい視線なのだろう。チベット問題に限らず、政治と人権のゆがんだ構図の一端か。各国が支援に動きだしたが、軍政のこれまでの姿勢も問われよう。国民の命を守ることは民主化への第一歩だ。そうでないと世界の支持は得られまい(某コラムより)
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